2015.09.29

EdTechがもたらすこれからの社会人教育~社会人に求められる新しい学びのスタイル~(9/2開催)

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2015年9月2日(水)、EdTechSmartLabでは第2回目のイベントとなる「EdTechがもたらすこれからの社会人教育~社会人に求められる新しい学びのスタイル~」を開催致しました。
(セミナー告知ページはこちら

今回は、実際にEdTechを提供し、そして沢山のメディアでも取り上げられている「キャスタリア株式会社様」と「株式会社スクー様」にご登壇頂き、「社会人の学び」や「企業内教育」というテーマで、それぞれの観点から成功事例や課題についてご講演頂きました。
また、これからのビジネスパーソンは「学ばないと生き残れない」とまで言われている中、学ぶ社会人と学ばない社会人のデバイドや、企業内教育に危機感を持っている企業とそうでない企業のデバイドに注目し、今後の社会人や企業がどうなっていくのか、EdTechはどこに貢献できるのかを考えるパネルディスカッションを行いました。

 

■キャスタリア株式会社 取締役 前川英之様
講演:e-Learningを振り返り、EdTechのこれからを考える~GOOCUS導入事例を交えながら~
教育業界・IT業界での豊富な経験を背景に、インターネット元年からeラーニングがたどってきた変遷を振り返って共有。eラーニング元年と言われた2000年から、eラーニングはBtoCを中心に普及してきたが、近年ではBtoCの方が伸びている状況であり、当初の見込みに反して伸び悩んだ理由を説明。最近の世界的な動向を見ると、タレントマネジメント事業者がeラーニング事業を展開してくる勢いが強くなっている。
キャスタリア社のGOOCUSは、デジタルコンテンツ配信・eラーニングと研修の管理・スキル管理を中心に、カード型情報表示、通知のスマート化、デバイスのインターフェース活用、多言語対応といった機能を備えており、更に会社全体の人材・育成戦略に関するコンサルティングにも力を入れている。
事例として、通信キャリアと連携して行った介護事業者の職員研修、飲食店のアルバイト向け研修、小売店の本社から各フランチャイズ店舗に向けた研修等、既存の教育のあり方ではカバーできなかったことをGOOCUSで解決できた例を紹介。

 

■株式会社スクー 取締役 コンテンツ部門責任者 中西孝之様

講演:schoo WEB-campus 導入事例について
2015年9月時点で利用者約18万人、2000本以上の講座、1300人以上の登壇者を抱えるschoo WEB-campusの運用経験から、コンテンツ制作フローやユーザーの利用動態、サービス運営で得たノウハウや知見を、生放送の実況を交えながら、利用者目線で紹介。
googleのラリー・ペイジ氏の「教育は歯磨きのようになるべき」という言葉を引用しながら、最近の社会人は、新しい知識を素早く身に付けること、スキルセットをピボットしていくことが求められており、いかに学び続けることができるかが重要と説明。学習は3つのフロー(1:学習する、2:習慣化する、3:定着する)に分けられ、「3:定着する」ことによって初めてユーザーが変容し、また、職業能力開発市場は4つに分類(1:就職訓練、2:OAスキル、3:研修、4:マネジメント・専門技術)され、それぞれに全く異なった学習ニーズがあるため、どのターゲットに誰がサービスを提供しているのかという観点が抜けたまま、eラーニングやEdTechを語り始めると難易度が高くなる。
そのため、更新性の高い領域で体系立てた学習コンテンツを充実させ、自分自身が学習すべきレベルを読み誤らない仕組み、学習することで何が得られるのかを明確にしてあげることを重要視している。

 

■パネルディスカッション概要
テーマ:EdTechがもたらす新しい社会人の学びと企業内教育
・前川 英之 氏(キャスタリア株式会社 取締役)
・中西 孝之 氏(株式会社スクー 取締役 コンテンツ部門責任者)
・篠崎 功(株式会社D2Cソリューションズ代表取締役社長)※モデレーター

EdTechがもたらす新しい社会人の学びと企業内教育をテーマに、本日のセミナーの登壇者とのパネルディスカッションを実施。社会人の学びの現状・企業内教育の現状の課題・EdTechが実現できる企業内教育・社会人教育とその効果の3つ軸にし、議論を展開した。現状自ら学ぶという社会人は、キャリアアップのためよりも目の前の課題を解消したいという人が多い傾向にあることや、どのように目的と意識づけを設定させることで、彼らが持続して学ぶことができるのか、また、EdTech事業者としては、企業のKPIにどうコミットメントするかが難しいとの話があった。
最後に、人事改革・評価システム・モチベーション等、課題は多々あり、社会人教育が一般化するまで5~10年かかる可能性があるが、その先では、構造化できることで未来が変わるのではないかとモデレーターが締めくくり、パネルディスカッションは盛況のうちに終了した。